2006年・第一回噴火災害。
自分以外のクラスメートが全て男だという環境に、自分では気付いていなかったが相当ストレスが溜まってたらしく、火曜に元・担任に電話で相談してみた。
体調悪くて、でも一人で帰るのが嫌で。同じく早退した女帝に付き合ってもらってる時に話した。平気だと思ってた、でも今は何故だかわからないけど酷く辛い、って。
ソフトウェアの勉強はやっぱり基本情報の時と比べて明らかに難しくて、一回講義受けたくらいじゃわからないことばかりだった。それで問題解こうにもわからないし、かと言ってクラスメートに聞こうにも男の子は男の子通しで仲良くやってるから聞けなくて。わからない悔しさや誰にも頼れない寂しさで、辛くて辛くてどうしようもなかった。
だけど他のクラスの友達にはこんなこと相談できない。私が辛いと言っても、実際自分が体験してるわけじゃないから理解なんてできないし、結局『基本情報に合格した奴の贅沢な悩み』ととられたから話せなくなってた。
そんな風にして積もっていったストレスが、爆発してしまったのだ。
「もうわかんないんですよ、自分が。辛いのはわかってるんです。でもそれをどうしたいのか、どう変えればいいのかが。ソフトの勉強は面白いし、検定も受けたいと思ってるんですけど、なんでかあのクラスにいるのがどうしようもなく、辛い」
話してる内に自然と涙が出てきた。横浜駅の片隅で。人通りも多いそんなところで電話しながら泣くほど、精神的に追い詰められていることにその時やっと気付いた。
辛くて寂しくて泣きたくて、助けてほしかったんだってことに。気付いた。
『言葉にすれば"何だ、そんなこと"で終わるかもしれないが、実際はもの凄く辛いよな。初めてのことに立ち向かうときに、自分だけ一人、というのはな。
もう少し皆を頼れ。俺でもいいし、今の担任の先生でもいいし、ソフトクラスの奴らでも、さ。一人で気張ってるのは辛いし、頑張りきれないだろう。俺はいつでも力になるから』
温かい言葉が身にしみた。誰かに言ってほしかったもの。けど強がりな私が、そう言ってほしいことを悟らせないようにしてたからこそ、今まで貰えなかった言葉。
嬉しかった。"担任だったんだから当たり前"って思われるかもだけど、正直今の私にとってはこれ以上なく、嬉しかった。
帰りにバス内で課長からメールがきて。普段は見せないよう、冗談に取れるよう明るく振舞ってたけど、本当はもの凄く辛いんだ、って。
そしたらさ、あいつ、めっさ心配してくれて力になるって言ってくれてさ。ブンブンも心配してるし、早く元気になってほしい、って。滅茶苦茶励ましてくれた。
だからまたバス内にも関わらず号泣。意地はってた自分が馬鹿みたいで、私を心配してくれる人達がいっぱいいたんだ、って。そう思って、泣いた。
本当は辛いのを誰にも言えなかったのは、言ってその人達に見下されるのが怖かったから。弱みを見せて、バカにされるんじゃいか、って。そう心のどっかで思ってた。
そんな自分がバカだった。信じていなかった私を、疑ってた私を、こんなに思って支えようとしてくれてる人達がいたのに。辛いときに肩を貸してくれる、倒れそうになった時に支えてくれる、そんな大事な人達がすぐ傍にいたのに。気付かずに一人でいて。
ありがとう、皆。私は一人じゃなかった。皆がいてくれたら、多分きっと頑張れる。
専門学校に入って十ヶ月目。色々あったけど、泣き言言って弱いところを見せられる、そんな大切ま人達がいっぱいできました。