ブタくん欠乏症


ようやっと今朝の7時半に日本に帰ってきた。愛しいブタくんを連れて行かなかった所為で、最終日の昨夜から鬱状態だったこの気持ちも今はみるみるハイテンションになってきている。やっぱり日本が一番だね☆

シンガポールにて・一日目

午後五時半頃にシンガポールに着き、その暑さに思わず天を仰ぐ。税金が怖くて煙草を持ってこず、人様の優しさに甘えてあらゆるクラスメート達から施しを受けてご満悦でホテルへ。初日はグローバルコミュニケーションをはかりながら現地のレストランへお友達と繰り出し、なんだかよくわからない食べ物を三百円で購入。後、部屋でまったりしていたところを乱入してきたクラスの男子に拉致られて部屋で飲み会。まぎれて酒を飲み煙草を貰いながら一銭も払わず良い気分に。飲酒禁止なはずの今回の旅行。開始数時間で早くも破った素敵過ぎるうちのクラスでした(ぇ

シンガポールにて・二日目

朝もはよから寝不足の目をこじ開けつつ、一路マーライオンへ。船に乗って観光しつつ、土産物などを見て回る。ここでも私は煙草を恵んでもらいまくるという最低っぷりだ。
免税店でお土産を買おうと思ったのに、目がいくのはブランド物と煙草。未成年ということで泣く泣く煙草を諦め、前から欲しかったディオールのストラップと新作のブレスレットを購入。締めて約三万円也。未だ誰へのお土産も買わず。

シンガポールにて・三日目

一日自由行動だったので、ホテル敷地内のプールへ直行。何故かうちのクラスの人間ばかりがひしめくプールで、すっぴんを晒しながら泳ぎまくる。ビール片手に誰かの吸いかけの煙草をプカプカと吸うばかり。あまりにニコチンが恋しいばかりに、ついには人が吸ってる煙草を一口ずつ貰うという暴挙に出た。人の指先の煙草を吸う姿が壮絶にエロいと言われて立腹。奇声を発しながらビーチボールを投げまくる。変態度アップだ。
翌日誕生日のクラスメートがいたので、夜はまたもや宴会。初日と同じくうちのグループのメンバーは私だけだったが、持ち前の『なんとなく馴染める感』でなんとか乗り切る。が、人数が人数だった(二人部屋に12〜15人集まった)ので酒が足りずに誰も酔いがまわらず、微妙なテンションのまま途中で退室。おやすみー、と一緒に抜けた男子二人と別れようとしたところで別のグループの女子に半ば強引に彼女の部屋に拉致られる。結局部屋の主のその女子二人と私等三人とで三時過ぎまで語り合うことに。睡眠不足時間更新中。

シンガポールにて・最終日

夕食まで自由行動。無料のバスで滞在していた島から脱出し、二日目にも行った免税店へ。適当に土産を購入し、近くにあったマックで食事。あまりの美味しさに感動。シンガポール料理に辟易しきっていた我々は美味しい美味しいと貪るように平らげた。ファーストフードをこんなに美味しいと感じたのは初めてに近い思いだ。
CDショップでまだ金が余っているという他クラスの子に愛しのマキシムのCDを二枚も買ってもらい、上機嫌だったところにバイト先の上司に頼まれた『変態的なお土産』を買うのを忘れていたことに気付き、慌てて店へかけこむ。集合時間ギリギリまで『変態なもの、変態なものはいずこにっ??!!』と叫びながら店中を駆け回るハメに。『自分をお土産にしたら』と友達に言われたことは言うまでも無かった。

シンガポールにて・番外編

二日目の夕食は学校行動でレストランに行ったのだが、そこでクラスメートのOくんと夜二人で語り合う約束をした。彼とは最寄り駅が一緒で以前に二人で帰った時に、クラスの誰とも馴染めないと言っていたことを知っていたので、大丈夫かなぁ、なんて今回の旅行のことを密かに心配していたりしたのだが案の定、何か言いたいことがあるらしく彼の方から一緒に語ろう、と持ち出してきた。
見つかればまた何かと煩いので、点呼が終わった頃にひっそりとOくんを部屋に招き入れる。私と同室の子は初日から彼氏の部屋に行ってるので、私はずっと一人部屋だ。二人でベットに寝転びながら人間関係についてを語り合う。
Oくんは色々な子と喋れる子なんだけど、それは裏を返せば『誰とも深く付き合ってない』ということを私は薄々気付いていた。彼の方も私が気付いていることに気付いていたらしく、また表情を隠すためにサングラスをかけていたのに私が彼が酷く疲れていることに気付いて声をかけたことで、私なら話せる、とそう思って今夜話そうと持ちかけたらしい。


曰く、うちのクラスはガキが多いのだと。

気遣いができずに平気で人に迷惑をかけて、それに気付きもしない奴らが大勢いる。煩いだけで尻拭いを他人にばかりさせてる、と。


それに関しては私も常々思っていたし、そのことでかなり悩んだりもした。自分がガキを卒業した大人だとは思ってはいないけど、やっぱりクラスメートのガキっぷりには相当困っていたし、腹もたてていたのだ。うちのグループの子もそうだし、他の子も。
人を思いやるっていうのは目に見える大げさなものだけじゃなくて、普段の何気ない言動にも隠されているハズなのに。自分ではそれをしないくせに人には思いやりを求める奴らが大勢いる、と。そう二人で語った。
二人とも相当悩んで、でも誰に話していいのかわからなくて。似た考えの人にしかわからない悩みだし、一人じゃ解決どころか自分がおかしくてガキだと思ってる他の人達が普通なんじゃないか、なんて自分の在り方に疑問を抱いて不安に陥ったり。二人ともがこの三ヶ月、悩んでた。
だからこうして語り合えたことが、自分と似た人を見つけたことが嬉しかった。今まであたりさわりのないことしか話したことのないただのクラスメートだったけど、今回のことでちゃんとした友達になれた気がする。
旅行中私が鬱状態で無理に笑っている時に彼は話しかけて支えてくれた。だから最後までなんとか乗り切れた。もし彼がいなかったら今頃私は友達と気まずい別れ方をしてこれから学校に行けなくなってたかもしれない。本当に彼がいてくれてよかった。
『こんなに考え方が似てる人初めてだよ。Nさん(私の本名だ)がいてくれてよかった』とOくんは言ってくれたけど、それは私のセリフでもある。不安で仕方なかったけど、同じ苦しみと価値観を持つ人に出会えて私こそ救われた。異性の親友は今までいなかったけど、彼とはそんな友情関係を築いていける気がする。

そう感じたシンガポールの夜でした。

シンガポール旅行を終えて。

行く前のしぶしぶさとは違って今はもう行ってよかったと思ってますよ、はい。色々な人と仲良くなれたし、新たな親友を見つけられた気がするし。飯は不味かったけど(ぁ 次の検定まで乗り切れるだろうエネルギーが補充できた。なんだかんだで大分クラスが楽しくなってきましたw



そして密かに嬉しかったこと。


現地ガイドのシンちゃんにこっそり『アナタ、クラスデイチバンカワイイヨ。ゼッタイスターニナレル。ダッテタイワンノユウメイナカシュニニテルモ』とそう言われたことでした☆(死ね

そして

今現在の心境。


煙草がうまーーーーーーーい


シンガポールでの一箱での煙草の値段・およそ700円也。


旅行中私に煙草を恵んでくれたM、K、T、D、Y、E、Oくん、Yくん、Nくん、その他大勢の方、本当にありがとうございました…。