一泊四日・大阪旅行。


月曜の夜10時に横浜を出発し、今日の朝5時半に帰ってきました。四日間中ホテルに泊るのが一日だけという、国内旅行とは思えない過酷スケジュールもやっと終わりを告げた。到底無事にとは言えないものだったけど(ぇ とりあえず喉が痛くて凄まじい風邪に冒されました。


旅行・一日目

寝起きの不機嫌な顔で学校へ。時間が無かった為、すっぴんで目付き超悪の私を特進の奴らは遠巻きに見ている。痛い視線だ。


十時にバスに乗り込む。隣はブンブン。近くの席の奴らとウノやりながらわいわい。酔いと格闘しながらのゲーム。ある意味死闘だ。そうこうする内に消灯&パーキングに。バス内禁煙という、喫煙者には大変優しくない車内を飛び出し、ユーキ・ダイと共に喫煙所に。外は寒くて、煙を吐いてるのか息を吐き出してるのかよくわからない状況だ。


食料を課長に買ってもらい、バスへ。何か座席がうちの付近だけ微妙に変わっており、私の席がユーキに占領された為仕方なくダイの隣へ。でかい男だから狭い。うーん、なんで私はここに?的心境でテンションダウン。何もすることがないので寝る。


二つ目のパーキングでまた喫煙。時間も時間なので、喫煙組以外は皆静まりかえって不気味だった。帰ってきてから寒い寒い言ってたら、ダイが羽織ってた上着をわけてくれたので、ダイに抱きつきながら就寝。朝はまだ遠い。

旅行・二日目

曇り空の中一路甲子園に。着いて早々不味い弁当を出されるが、半分食べたところでギブアップ。ユーキと脱走を謀るものの、監視が厳しく断念。脱走囚の気持ちがよくわかった瞬間だ(ぇ


何もすることもないし、寒くて死にそうだったので、もやっちと場内を探索。横浜校エリアを抜けて仙台校エリアに潜入し、そこで見つけた食堂で漸く席確保。そこで5時間くらい語る(ぇ 最終回も喫煙所で過ごし、何の意味もなく甲子園終了。野球なんて見てもわかんねぇよ。


真面目に席にいた奴らは本気で死人状態だったので、バス内は異様に静か。MP3聴いてたらダイも聴きたいというので半分ずつわけっこ。手繋ぎながらsacraのかげぼうし聴いて寝てたら、隣の特進の奴らが『あの人達ラブラブじゃね?』とか言ってるのが片方の耳で聞き取れたが、眠いのと寒いのとであえて無視(ぇ 確かにダイの上着を二人で羽織って音楽二人で聴いててその下で手とか繋いでて寄り添って寝てたらそう見えてもおかしくなかったかもしれない。と、後で反省。そのままホテルに。


うちのクラスの大半で夕食にお好み焼きw本場のお好み焼きは超美味かったwwしかし頑張って食べたものの、一人前を食べきることができずに男子群へ引継ぎ。まだ食ってるユーキ・ダイ・もやっち・課長を残してホテルへ。妙にテンション上がってるファイアがうざかった(ぁ


禁酒とちゃんとしおりに明記されていたのだが、当然の如く無視して課長の部屋で酒盛り。メンバーは課長・ブンブン・アニメ(本名が漫画のキャラ的名前な特進唯一の女の子)・よっちゃん(途中参加・特進の男の子)・私。酒飲んでご機嫌でわいわい繰り広げるのは愚痴大会。ゆかたがただの布に変わるまで暴れる私。パンツ相当見られたが別にいいや(ぇ


で、そんなこんなで楽しくやってたら別部屋で飲んでる奴らに『女子が酔い潰れたから迎えにきてくれ』とか電話かかってきたので、不機嫌モード全快で部屋へ。開けてみたら恐縮そうにしてるMさん(本当にこれがあだ名。一個下の男の子)が立ってて、ベットの上には真っ赤になって酔い潰れてるファイアとカウちゃんの姿が。メンバー唯一年上(しかも二個)だったカズがいつものへらへら笑顔で呑気にしてる姿を見てキれた。


「お前ら何やってんだよ。ガキじゃあるめぇし、人に迷惑かけてんじゃねぇよ。酔うのは大いに結構だが、一人で対処できないならしゃしゃって酒なんで飲むんじゃねぇ」


マジギレだと一目でわかる顔と口調で周囲の奴らは凍りついた。


「特にカズ。てめぇ一人だけ年上なのに何やってんだよ。あぁ?いつも通り笑ってりゃいいとか思ってんのか?調子こいてんじゃねぇぞコラ」


いつもはちょっと怖い見た目だけどどこまでもギャグキャラな私が、マジモンのヤンキー口調と声で言ったので、皆マジでびびってた。ホント、カズに手をあげなかったことを褒めてやりたいほどマジギレしてた。女の子達酒弱いって知ってるだろ?急性アルコール中毒とかになって大事になったらどうすんだよ。てめぇ責任とれんのかよ?って感じで。


課長の部屋に戻ってからもマジギレモード。けどカズの態度で私がキレたことは皆当然だと思ってくれていたので(私が言わなかったら自分がキレてた、と言ってたくらいだ。あの温厚なブンブンが)、枕をボスボス殴って怒りを発散してる私を誰も止めなかった。それどころか課長なんて『よし、俺を殴れ。今夜は許す』とかって言ってきたし。遠慮なく殴らせてもらった(ぇ マジでむかつく。


カズ、てめぇ死ねよ。

旅行・三日目

もうどうとでもなれという心境で、ほぼすっぴんで京都へ。メンバーはブンブン・アニメ・もやっち・私の四人。合間合間にもやっちの写真を女帝に送る(二人は高校時代からの親友だ)もやっちが同じ電車だった人に『氷川きよしに似てる』と言われたので一日あだ名はきよしにwwき・よ・しwと某歌ばりに叫びながら一路清水寺へ(笑)


"清水の舞台で飛び降りようの会"メンバーの私ともやっちとブンブンはおおはしゃぎw(ぇ 綺麗な紅葉に心癒される。自然っていいねww恋愛おみくじひいたら大吉だったし、良いことばっかwwただ現実では大凶な恋愛運が気にかかるところだが(ぇ


二条城へ行ったりして寝不足で変オーラ全快の私は皆(主にもやっち)に介護されながら京都観光終了。結構ご機嫌だったのだが、お母様からの憂鬱メールの所為で極限状態までテンションダウン。もやっちにもの凄く嫌な態度してあたっちゃった…。ごめんね、もやっち。


バスに乗る為ホテルに集合だったんだけど、前日キレた私に対してきまずさがあったのか、ファイアがブンブンにメールしたらしいのだが、その内容が『カズがファイアとカウちゃんとMさんを置き去りにして他男子二人と自由時間中、行方をくらましていた』というものだった。三人ともマジ凹みで、泣いてるんじゃないかって思った。


帰りのバス内も最悪で。課長が諸事情で大阪に残ったので、座席も微妙に変わってカズが私の後ろで。声が聞こえる度笑い声を聞く度、マジ殺してやろうかと思った。彼女(カウちゃんと付き合っている)だけではなく、Mさんっていう、男の友達まで裏切って傷つけた最低な奴。なんで傷つけられた方が泣いて、傷つけた方が楽しそうに笑ってるんだろ。


裏切る方はいつも勝手だ。その裏で泣いてる奴らの想いはどこにいくんだろう。
これで人生が成立するなら、この世界はなんて残酷なんだろう。

旅行・四日目最終日

早朝五時半に横浜に着いた。
吐く息は白く。見える夜空に星は浮かんでない。
痛みだけが残った。

そんな旅行。

ごめんもありがとうも、言えずにただそのままで

今回の旅行中、ずっともやっちに迷惑かけてた。いつも相談にのってくれて大事にしてもらっていたのに、不機嫌だからってもやっちにあたって嫌な思いさせて最低だった。


それなのにもやっちは優しい。
帰りのバス、寒いって言ってたら席が遠いのに上着貸してくれたり、始バスのなかった私に付き合って、用事あるのに時間潰してくれて、さっき午後10時半過ぎにバイトの後心配だからって電話してきてくれて。良い子だな、って思った。本当に良い子すぎて、申し訳なくなるほど。


もやっちにあたって自己嫌悪に陥って女帝に話した。『どう謝ればいいのかあの子に届くのかわからない』って。本当に最低な態度とったから。あんなによくしてくれたのに。ありがとうも言えなかった。『こんな良い子を傷つけて、これからも傷つけるかもしれないなら、いっそこのまま嫌われて友達じゃなくなればいいのかな』って。そう言った。


けど、彼は離れなかった。どう思っているのか、許してくれたのか。その話題にお互い触れはしなかったからわからないけれど。


声が聞けてよかった。『ごめんね』も『ありがとう』も言えなかったけど。まだ繋がっているんだ、って。そう感じた時、バカ話してたけど涙が出そうになった。


たくさんの人がいる。
私以外の誰か、ではなく。ちゃんと考えて行動してる私ではない人達が。


もやっち。

いっぱい嫌な思いさせたね。最低だったね。あんなによくしてくれたのに。
ごめんね。


たくさん慰めてくれた。あなたの存在が、どれだけ私を癒してくれたか。
ありがとう。


もしもまだ友達でいられる権利が私にあるなら。
お願い、どうかこのまま。
友達でいさせてください。